茶道物知り資料

ふりがな言葉解説
らくちゃわん楽茶碗 桃山天正年間(1573〜1592年)に千利休の指導で陶工長次郎によって始められました
茶の湯のための陶芸という世界を創りました
りきゅうさんはないれ利休三花入 千利休が小田原の陣中で作った花入れです
一重切銘「園城寺(おんじょうじ)」、二重切銘「夜長」、逆竹寸切銘「尺八」を指します
いずれも大名物です
りきゅうしちそく利休七則
  1. 茶は服のよきように点てて・・・・・・真心を込めて
  2. 炭は湯の沸くように置き・・・・・・・・ことの本質をわきまえて
  3. 花は野の花のように生け・・・・・・・あらゆる生命を尊び
  4. 冬は暖かに夏は涼しく・・・・・・・・・季節感を大切に
  5. 刻限は早めに・・・・・・・・・・・・・・・・心にはゆとりを
  6. 降らずとも雨の用意・・・・・・・・・・・・事象に囚われず臨機応変に
  7. 相客にこころせよ・・・・・・・・・・・・・・すべての客を等しく尊重する
りきゅうしちてつ利休七哲 千利休の高弟七人を指します
古田織部・細川三斎・高山右近・蒲生氏郷・芝山監物・瀬田掃部・牧村兵部の7名です
りきゅうひゃくしゅ利休百首 実際は102首あります
茶の湯のこころご参照
りくうのちゃきょう陸羽の茶経 歴史上で文献上に"茶"という言葉が現れるのは中国唐時代(8世紀半ば)の陸羽の茶経です。
その中に「茶は南方の嘉木なり」と記されています
南方とは現中国の雲南省あたりを指し、嘉木とは役に立つ木の意味です
陸羽によれば、茶経の神話の中で茶の発見は紀元前2700年頃だと記されています
茶は倹徳のある、慎み深く徳を持った人の飲み物として一部の人が楽しんでいました
当時は団茶という丸く固めたお茶で、僧侶の間では覚醒効果のある薬として貴重品であったようです
茶の湯の行事ご参照
ろびらき炉開き 表千家では11月8日を炉開きの初稽古としていますが
利休は「柚子の色づく頃」と申し、日にちを定めていたわけではないようです
口切の茶事は茶の湯の世界では最大の節目で、いわばお茶の正月といえます
新茶の入った茶壷が床の上に置かれ、その茶壷の口を切ることから口切の茶事といわれます
わさんぼん和三盆 結晶の細かい上質の砂糖を意味しますが
茶の湯ではそれを減量にして作られた砂糖菓子を指し、干菓子として出されます
白下(しろした)糖を圧搾し、繰り返し揉(も)んで白くし、乾燥させてふるったものです
(香川・徳島の名産)
ろうそくだち蝋燭立ち 作法の一つです
片膝をつくのではなく両膝を一緒に立ち上がります
ろじのななついし露地の七つ石 露地に配置する主要な役石です
手水石、前石、小口台の石(腰掛石)、待石(客石)、踏段石、刀掛石(二段石)、捨石を指します
わけいせいじゃ和敬清寂 "茶の湯の心"を表す言葉として広く知られています
村田珠光が足利義満の問いにお答えしたときに
「謹兮、敬兮、清兮、寂兮」と言いましたが
利休はこれを
「和敬清寂」としました
和と敬は主客の心得であり
清と寂は茶道全般にわたっての心持を表したものです
茶の湯にあたりまして、心穏やかで静かな心境を表しています
何事にも囚われない心は身辺のあらゆる事象にすばやく対応できるという
禅の世界で言う"無心"に通じるのではと思います
わりこうだい割高台 高台部が割ってあるもの
割高台ご参照





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