茶道物知り資料

ふりがな言葉解説
まえかきふろ前欠き風炉 前欠き風炉:風炉の正面が大きく切り取られているタイプ
眉風炉:風炉の正面に透かし穴があいているタイプ(暑い季節に使用します)
前欠き風炉と眉風炉ご参照
まちあい待合茶事に招かれた客が全員揃うまで、或いは席入りの準備が整うまで待つ部屋です
まつい
こうせい
松井康成 昭和2年(1927)〜
重要無形文化財「練上手」保持者(平成5年認定) 長野県に生まれる。
明治大学文学部を卒業後、笠間市の古刹月崇寺の住職を継ぎ、昭和35年境内に築窯し、
広く中国古陶磁の技法を研究した後、練上に絞った作陶活動を展開させていった。
練上は、色や濃淡の異なる土を組み合わせていくことによって様々な文様を表す技法であるが、
性質の異なる二種類以上の陶土を用いるため、
土の収縮率の違いなどから乾燥や焼成の段階で割れることも多く、高度な技術を要する。
松井は、練上で用いる色土の収縮率を同じにするための研究を重ね、
練上技法を様々に応用して次々と独自の手法を発表し、陶芸界に新生面を切り拓いた。
まっきゃく末客 茶事に招かれた客のうち一番下座に座る客です
亭主と客との取り持ち的な役割があるため主客双方に関係のある人が望ましく、
茶道にも心得のある方が適任です
まるさんぽう丸三宝丸三宝ご参照
まゆぶろ眉風炉 前欠き風炉:風炉の正面が大きく切り取られているタイプ
眉風炉:風炉の正面に透かし穴があいているタイプ(暑い季節に使用します)
前欠き風炉と眉風炉ご参照
まわりずみ回り炭の式 七事式の一つ
「回り炭」とは主客ともに順次、炉に炭をつぎます
前の人がついだ炭のかたちはさけるようにして全体の形を程よくつぐようにします
炭の置き方や炭を火箸ではさむお稽古です
まわりばな回り花之式 七事式の一つ
「回り花」とは、主客が順に花を生けます(茶花のお稽古)
客は何人という定めはなく花入はおもに竹の三重切の物を使用し、花と花台等を用意します
まるまわし丸回し 丸型菓子器の取り扱い方の一つです
菓子器の蓋の取り方ご参照
みずさし水指 点前の道具のうち、水を貯蔵しておく入れ物です
陶磁器製が一般的ですが木製、ガラス製などもあります
みずつぎ水次 客が席入りしたときに既に棚に水指しがおいてある場合、点前終了後もそのまま席中に置かれたまま終了します
その水差に最後に水を補給し増すが、補給の際に使用するのが水次です
茶巾を一緒に使います
みずや水屋 お茶を点てるための準備室です
茶を点てるためには多くの茶道具を用いますが、そうした道具をきちんと収納できる機能性が求められます
水屋には道具を清潔に洗い流すための流しも必要ですが、このことから水屋という名称がつけられたようです
むしゃのこうじ
せんけ
武者小路千家 三千家の一つです
表千家・裏千家・武者小路千家の出現。
    宗旦の三男江岑宗左が不審庵を譲り受け「表千家」と称する
        四男仙叟宗室が閑雲亭、今日庵などを譲り受け「裏千家」と称する
        次男一翁宗守は京都武者小路に分家し「武者小路千家」と称する
むすびやなぎ結び柳 初釜の床の間のお飾りの一つです
結び柳ご参照
むらたじゅこう村田珠光 侘び茶の開祖といわれています
奈良の出身で、僧侶でしたが後に京都で茶人として能阿弥(のうあみ)、一休などと親交がありました
能阿弥から立花(たてはな)を学び、一休から禅の修業をうけて、侘び茶の精神を確立したといわれています
その後、歌道、禅を学んだ武野紹鴎(1502〜1555)が受け継ぎ、
更に今日の茶道に大成したのが茶祖といわれる千利休(1522〜1591)です
めい 道具類に記されている名前です
ほとんどの茶杓などには銘が付けられています
めいぶつぎれ名物裂 裂地の時代物です
鎌倉時代〜江戸時代中頃までに大陸から渡来した裂地です
もぐさどもぐさ土 蛙目粘に近い陶土だけを使用するため腰が弱く細工が難しいが
焼成しても軟らかい土味の個性的な陶土です
もぐさ土ご参照





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